Steamゲーのプレイ録です。今回はGod Of Weaponsの話です。
皆さま、こんにちはこんばんは。烏龍(茶)です。発売から1年と1月経ったGod Of Weaponsというゲームの話です。
ジャンル
ゲームジャンルとしては、ここ2年ほどで大流行したヴァンサバとバックパックヒーローを合わせたローグライクゲームです。全体的な難易度としては易しめな方ですが、序盤のアイテムが少ない段階では組める構成の幅的に苦しい展開が続くかもしれません。
ともあれ、ヴァンサバ系とバックパックヒーロー系、どちらのジャンルも好きな方であれば3回か4回ほどのプレイでスムースに遊べるようになるんじゃないかなと。
そんなゲームのリンクはこちら。お値段も629円とだいぶお手頃なのでぜひ。
進行
キャラ選択
開始時は3体ほどのキャラから選択となりますが、進めていけば10体以上の異なる特性を持つキャラクターで始めることが出来ます。また、1キャラごとに3種類のタイプを選択できるため、装備の出現傾向はキャラ単位で決まっているので大きな変化ではないものの、実質キャラ数×3のプレイスタイルがある。
初期から解放されているキャラでも画像の通り3タイプあり、右ウィンドウに表示される固有能力・性能がそれぞれ異なる。留意する点として一番上のタイプ(画像ではナイト)以外は別途条件を満たして解放する必要があるので、キャラを解放してすぐに使える訳ではないことに注意。
初期装備
キャラクターを選ぶと、次は初期武器とユニークアイテム、そして挑む難易度を選択することになります。武器、ユニークアイテムに関しては、解放されていれば武器は数種(キャラごとに異なる)、ユニークアイテムは3種から好みのものを選んで開始できます。
キャラ同様、選べるのは”現時点で解放されている武器”と条件を満たして解放済みのユニークアイテムのみを選択可能なので別途やり込みが必要になる……とは言ったものの、既に該当の武器が解放済みであればその武器が初期装備であるキャラを触ったことが無くても選べる状態となる優しい仕様。解放条件の高くない武器は優先して解放したい。
画像だと、剣二振りと斧二本が解放されているのがわかる。斧の右にあと二つ武器があるが、どのような装備かはここでは伏せておきます。
戦闘
さて、選んだらいざ開始。選んだ装備でクリアを目指すんですが、本作は基本的に3D-2D見下ろし視点型のヴァンサバライクなステージを制限時間が来るまで耐え抜くことで1つのフロアをクリアできる。なので敵は無制限に出現し、物量や攻撃にさらされた末に途中でHPが尽きたら負けというシンプルな勝負。
武器は自動で攻撃してくれるので、プレイヤー操作は移動とダッシュの二つのみ。与ダメージ(ベージュ色)と被ダメージ(赤色)は画像のように色が違うので被弾も分かりやすい。
被弾時は数字に加えてカツンと乾いた音が鳴るので視覚、聴覚で被弾がわかる。
敵を倒せば経験値とお金が増え、レベルが上がります。レベルが上がるとフロアクリア後のバッグ整理のフェーズで恩恵を受けられるのでガンガン上げるべし。
バッグに詰めこめ!
フロアを踏破したら今度は鞄の中身を弄る時間。こちらの画面は分かりやすく、売り物が左に並び、真ん中に鞄の中身が。そして右側に現在のステータス欄が出ているだけというシンプルさ。鞄の拡張操作の部分に慣れれば特に困る部分はないかなと思います。
鞄の拡張については、先ほどの戦闘で上がったレベル1つにつき2マスの拡張が可能となるので、レベルを上げることは自身(鞄)の強化に直結しているので非常に重要です。一応、商店で拡張用のアイテム(リスクあり)買う、あるいは恒久強化要素で特定レベルごとに追加で1マスもらえたりはしますが、痒い所に少し手が届く程度なので最終的にはどれだけレベルを効率よく上げられるかに尽きます。
鞄の拡張については可能な位置にマークが表示されるので、直感的に拡張できます。操作も広げたいマス(今回は赤○の部分)をクリック等で選択するだけ。
選択すると、しっかり鞄の容量が1マス増えました。
あとは拡張可能な数だけこれを繰り返して、好きな形の鞄にしていくことになります。もし拡張したい位置に表示がなかったとしても、お金を払って何度もリロールすることが可能。一応上下左右ともに上限値はありますが、至ったとしても終盤くらいなので困ることはまずありません。
この後、画像のように拡張して端に寄せ、空いたところに鞄の容量いっぱいの買い物を経て、次のステージに行きました。
次のステージに行くと、しっかり鞄に詰め込んだ二本目の剣がしっかり背後に浮いています。あとは再び戦闘して、レベル分だけ鞄の容量を拡張してその分買い物して……を繰り返して成長し、最終ボスを撃破することが目標になります。
良いとこ
筆者がまず一つ目にプレイスタイルが割と広いこと。武器単品の性能でいえば強力な武器は確かに決まっているのですが、そうでない武器でも詰め込むアイテム次第でどうにでもなるのがとてもいい。
物が揃ってくれば中盤辺りから火力でなぎ倒せるので、いかに早く組みたい構成を達成できるかがミソかなと個人的には思っています。
二つ目、プレイアブルキャラが良い。3タイプに分かれているのが思っていたよりも味があり、有利な効果だけがあるキャラもいればレベルが上がるごとにデメリットも増えるのがいたりと、結構個性的なのが揃っています。
鞄の中身と合わせて、疑似的なオワタ式にしたりすることも出来るし、武器一本縛りで行くことも無論可能。まあ、一本縛りに関してはそれに特化したキャラがいたりするので大した縛りではないかも。
三つ目に、武器解放の条件が割と緩いこと。ハードなゲームをやりたい人からするとマイナスになるポイントではあるんですけど、かるーく遊びたい人からすれば超難しい解放条件というのは手が出しづらいもの。
このゲームくらいの難易度だとこれ欲しい、あれ欲しいという希望自体が短期目標に設定しやすく遊び続けられるので程よい難易度というのは大事かなとしみじみ。総じてライト向けと言われると間違いないと頷ける。
困ったとこ
武器解放と恒久強化に使う、通貨のようなものが余ること。60時間ほどで消費するコンテンツを全開放後、一切使わなくなってしまって余るばかりになってしまったのが惜しい。
時折開発元が出しているデベロッパーノートを見ると次のアップデートで恒久強化の要素追加だったり、新しい武器追加で再び消費できる部分が増えるのは予見できるものの、それ以外でも使える何か(消費で1プレイだけ敵の強化が出来る等)を追加してほしいなとは思ってしまいます。
二つ目、困ったというか仕様的な部分なのでどうにもならない話ではあるんですが、運の値がどの構成だろうと必要になるところ。品揃えのティア(品質)に運が影響してるらしく、どう転んでも運の上がる装備品が目指している構成の完成後か最終ステージ以外で外せないのがつらい。
この二点以外は特段不満もなく、難易度についても、厳しい戦いがしたいのであれば難易度Vで装甲下げて被ダメージ増やす、あるいはキャラの特性や商店のアイテムで最大HPを減らすことでスリルを味わえる調整もできるので、正直これくらいの状態でいいと思います。
セルフで縛りをしないと簡単すぎるのはどうなのかとも思われるのも分かりますが、そこは多分客層の違いなのかなというのが個人的な意見。
このゲームの醍醐味
装備品やキャラのネタバレがありますので、それでも良いという方はご覧ください。
遊び方はいろいろ
一個目はダガー系武器で超高速攻撃・確定クリティカル乱舞。序盤の射程がかなり短い状態が苦しいですが、そこを超えられた時に大爆発する楽しい構成。筆者が一番好きな戦い方。
武器の数を絞ってステータスを伸ばすアイテムを山積みし、そこにキャラ特性で鞄内のアイテム数によって速度%を上げたダガーによる高速突きで敵を粉砕します。
射程を伸ばすと本来の何倍もの距離にダガーがすっ飛んでいき、過剰な火力でサクサク敵を葬っていく様はとても爽快。斧振り回すのも強いんですが、序盤のフラストレーションからの対比で、筆者はこちらの方が好き。
鞄の中身を見ると80%以上をステータス強化アイテムで埋め尽くしてあり、武器が赤枠の部分だけ。しかしこれで画像の火力が発揮できているんですね。あまりにも強い。
いろいろ、その2
二つ目は、電撃魔法祭り。画像のように電流が走ったり、雷が落ちたり、電気の玉が飛んで行ったりと、雷や電気の出る武器に拘って集めていくもの。できるだけ電流が乱舞する様を見るのが主目的であって、クリアは二の次なので難易度は低め。
集めまくって沢山詰めて、火力が足りなくなったら攻撃力を伸ばしてを繰り返した末、鞄の中身はこうなりました。上のダガー程の極端さはないものの、武器だけで6割強のマスを埋めています。
火力が足りていたら、攻撃力や攻撃速度は落とせたんですけど後半になるにつれ敵の処理に時間が掛かるようになってしまい、どうにもならなくなったので武器を減らしました。とはいえ8本の電流と、6個の電気球、3回の落雷は目指したものが達成できたといえばできたので、良かったですね。
こんな感じで、ただクリアするだけでなくキャラのタイプ含めて何かしらコンセプトを決めてクリアを目指しながら遊ぶ方が、難易度も相まって遊び甲斐が出る……かなあと思ったり。
総評
お手軽に遊べるローグライク。荷物整理のフェーズ毎に一息入れられるので、長時間掛かり切りは疲れるという方もところどころで小休止を挟みつつ遊べる良いゲームかなと思います。
とはいえ、ゲーム中に中断セーブ等ができるわけではないので、荷物整理の時間が手短に済んだとして1プレイ辺りの時間は最低45分から、長くても1時間強程度かなと。
難しさ、1プレイ辺りの時間、そしてお値段ともにお手軽と言って差し支えない範疇だと思いますので、隙間時間に遊んでみてはいかがでしょうか。
実績コンプリートも気楽に目指せて、筆者も気づけば数十時間遊んでいたくらいにはやり込めたので皆様もぜひプレイしてみて下さい。