Steamゲーのプレイ録です。今回はSlime 3K Rise Against Despotの話です。
皆さま、こんにちはこんばんは。烏龍(茶)です。今回はSlime 3Kというゲームを遊んだので、その話をば。
どんなゲーム?
"Despot's Game"、"Despotism 3k"という作品の世界観がベースとなっているゲームです。かなり端的かつ大まかなあらすじとしては、人工知能によって生み出されたスライムが知性を得た結果、人工知能への反旗を翻した……!という感じ。
世界観は共通しているものの、上記の2作品との直接的な繋がりはないようなのでこのゲームから触っても特に問題はなさそう。
そんな反逆のスライム君が奮戦するゲームのストアページはこちらから。
ジャンルについては
いわゆるヴァンサバライクでステージ制となっており、ステージ毎に指定された時間を生存すると出現する最終ボスを撃破できればクリア。無限モードを除き、現状では全部で20ステージ構成となっています。
多数のキャラクターが存在しがちなタイプのゲームジャンルですが、この作品では操作キャラは終始1体のスライムで進行。タイトルにあるスライム君が終始戦い続けるってことだね。
とはいえ初期装備やステータスについてはプレイ内で条件を満たしていけば異なる装備と、それにまつわるパッシブ効果、あるいは開始時のリソース量が異なった形態を選択することが出来るので、バリエーションがないという事ではありません。
このゲームの特色
ヴァンサバライクとして、他ではあまり見かけないシステムだったので紹介します。
デッキシステム
Slime 3Kは面白いことにゲームプレイ時に出現する装備の類を自身でカスタマイズしたデッキを作成することが出来ます。装備は5段階のランクに別れており下からD、C、B、A、Sとなっていて、デッキに組み込める装備は1デッキあたり最大40種。
当然ながらランクの高い装備の方が威力や範囲、効果は強力なことが多いですが、入手するには後述するストアでラインナップされるか中ボス相当の敵からのドロップによる抽選の二択で、運が悪いと全く集まらず苦労することも。
また、デッキ構築に際して制限があり、少なくても各ランク3種類は入れなければデッキを組めない仕様なので、高いランクの装備だけで固めて強いデッキを作成するといったことは出来ないようになっています。
装備の仕様
スロット
プレイ時、装備を手に入れるとスロットに並ぶんですが、スロットには装備が効果を発揮するアクティブスロットと、効果を発揮しないサブスロットの二つがあります。使いたい装備はアクティブスロットに入っていなければならないので、某ゲームよろしく武器はちゃんと装備しておかないとスライム君が使ってくれません。サブスロットはいわば物置みたいな感じです。
効果を発揮しないんじゃ特に意味がないスロットなんじゃないかと思いきや、次に述べる強化の仕様の都合、ものすごく使い倒すことになります。
強化
装備にはレベルが3段階あり、同じレベルの装備を3つ集めることで1段階強化することが出来る……のですが装備は全て1段階目の状態でしか手に入れることが出来ません。なので3段階目に強化するためには同じ装備を9個集める必要があり、1つの装備だけで最大5スロット分の枠を取られる上、合計27トークン必要になるので計画的に強化しないと躓いてしまうことも。
筆者はもっとサブスロットを開けてくれと思いながら遊んでました。
なお、装備の重複制限等はなく、強化中に同じ装備がアクティブスロットに複数入っている場合でも全ての装備効果をしっかり発動してくれる。
レベルアップによる強化=ストアで買い物
敵を倒してレベルを上げるという部分は同じなのですが、レベルが上がるたびにオレンジ色の筐体をした”ストア”が出現し、これに触れることでストアで買い物が可能。
ストアに並ぶ品揃えは現在のストアのレベルに応じて、各ランクごとに規定の確率で抽選されたものがラインナップされます。
装備を買う以外にもトークンでストアレベルを上げることができ、一定レベル以上に上がるごとに上のランクの装備がストアに並ぶようになります。なので、ストアレベルの強化とカードを買う事でのスライムの火力強化の二択を天秤に掛けつつのプレイになるんじゃないかと思います。
ちなみに、トークンはどう拾うんだ?と思われるかもしれませんが、ストアに触れる、もしくは敵撃破でトークン自体がドロップしてくれるためトークン無しの状態でストアを見ることになるような事態は起こらなかった。
強化要素
装備の強化を除いて二つあります。
コンボパッシブ
装備には必ず1つ以上の属性タグがついていて、同じタグを一定数集めると発動するパッシブスキル。例を一つ挙げると、ショットというタグの付いている装備を4つ集めると被ダメージを軽減するパッシブが発動する、といった具合。
効果としては強力な物が多く、わかっているパッシブがあるのであればデッキを組む段階でパッシブのためだけに装備を吟味するほど。この吟味の時間も一つの醍醐味かもしれない。
あと、とても良いと感じたのが、パッシブが一度発動すれば発動に必要だった装備を手放してもパッシブは残り続けること。
これが非常にありがたく、ランクの低い装備でパッシブを発動させてから装備を乗り換えていくプレイング等ができ、パッシブを維持するために装備を縛られ続けるというストレス要素は一切ありませんでした。
恒久強化
プレイ時に敵が遺伝子をドロップする事があり、これを集めることでスライムを恒久的に強化することが出来る。内容としてはHPアップや被ダメージの減少、移動速度上昇といったスタンダードなものから、ユニークなものだとスライムが装備を強化するごとに最大HPが増えるようにするものなど、色々存在しています。
ただ、強化自体がゲームを進めないと(解放されている装備の種類の都合で)解放できない強化もある点は少し困りました。
難易度など
難しいステージと優しいステージの差がとんでもない。手持ちの構成で何とかできず、他のステージで稼ぎを行わないととてもじゃないがクリアできないと感じさせられたステージがあったかと思えば、その次のステージは雑にやってもかなり余裕でクリア出来てしまったりと落差が激しいです。
筆者がクリアできたステージの中では、Tipsでハードコアと書かれているステージと、弾幕地獄と書かれているステージが冗談抜きでヤバかったとだけ述べておきます。
トータルの所感
ヴァンサバライク+デッキシステムに抵抗がない上で、明らかに稼ぎを必要とするステージが散見されるのでそこらへんを呑み込める、もしくは楽しく稼げる方なら楽しく遊べるものと思います。
1ステージにかかる時間も、長くても15分程度で終われるのでまとまった時間遊べない人でも手を出しやすいライトなゲームかなと。
ただ、ステージによってはRTX3070だとゲームが不安定になったこともあったのでそれなりにスペックを要求されるゲームかもしれません。気になった方はリンク、もしくはSteamで”Slime 3K”と検索すれば出てきますので是非。
あとがき
楽しいながら結構な理不尽さが垣間見えたりするステージが散りばめられている中々にハードなゲームです。この記事書いてる時点だと14ステージを踏破したところで虫に追われることにちょっと疲れたところで記事を書いている次第。
流石にクリアしないまま終わるのは口惜しいので、ステージ20まで踏破できればなと思っています。
ということで、この辺りで今回は〆とします。次の記事でお会いしましょう!