烏龍のゲーム記録

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【Steam】ひたすら深みを目指して釣りしよう【Fising The Abyss】

Steamゲーのプレイ録です。今回はFishing The Abyssの話です。

 

皆さま、こんにちはこんばんは。烏龍(茶)です。今回は珍しい縦長画面の放置型釣りゲーの話をしていきます。

 

 

どんなゲーム

ただただ釣りをして、深い深い水底を目指すゲームです。恐らく目指さなくてもいい。

お値段は800円とかなりお手頃。筆者は実績含めたコンテンツのコンプリートまでに64時間ほどでしたので、価格に対して結構やり込めるゲームではないかなと思います。

 

ストアページはこちら。

store.steampowered.com

 

ジャンル

ジャンルとしてはドット絵で表現された世界でひたすら釣りをするロボットを眺める半放置ゲームといったところ。釣りゲーで間々ある釣り糸の投げ込みや引き上げといった操作は特にない。

半放置、とはいうものの実際のところは7割方釣りをしている様を眺めていることになるかと思います。ですがアップグレードが完遂するまでは、延々と放置していられるような手放しゲーではなく、しかし常に何かしら触れ続けることもないのでメインに据えて遊ぶというよりは何かしら(作業の合間等)の片手間に遊ぶタイプのゲームです。

 

結構放置ではあるけど

半放置のゲームではあるのですが、プレイヤーが釣り具の性能強化以外にできることがないという訳ではないです。というのも、このゲームはゲーム画面の7割ほどが水中の釣り針を映していて、目的の水深まで糸を垂らしている時間、あるいは獲物が掛かった時の糸の引き上げ時間を早めることができる。

また、垂らされた糸に獲物が掛かっていない時には釣り針の周囲を泳ぐ水中の魚たちをつつくことができ、つついた魚が釣り針に掛かりやすくなるようです。必ず掛かるわけではなく、あくまでも可能性ではあるのでレアな魚が出ているのをつつき回したところで魚の気が向いてくれなければ釣れなかったりします。

筆者は眺めるだけではなく「釣れてくれええええ」と祈りながら見たことのない魚を延々つついていました。

 

 

所感

いいところ

プレイしていてよかったと感じた点の一つ目は、水深ごとに移り変わる水中の世界が中々面白く、何一つとして言及されないからこそ想像に任せて色々考えられるような景色を転々としていくところ。個人的には水深の3割ほどの辺りの景色が好み。

何故それらが沈んでいるのか、釣りをしているロボットやその背後に広がる景色を含めて色々思索出来て楽しかったですね。

どんな景色なのかは、ぜひ自分の目で見てほしい。どこかしら、気になる景色が見つかるのではないかと。

 

二つ目は、操作がマウスの左右クリックのみで完結していること、それに伴った要素の簡潔さ。釣り具の強化は伸ばしたい要素(糸の長さやかごの容量など)を選択するだけでOKという手軽さ。釣れてほしい魚がいる時も、その獲物をクリックするだけでOKと全てが片手間で済むのがとてもいい。

 

困ったとこ・悩んだとこ

一つは糸を垂らす速度・引き上げる速度の強化についてで、背景を見ながら遊びたかったのですが、しかし同時に糸が長くなればなるほど一回の釣りに掛かる時間がとんでもなくなってしまったために割り切りが必要になったところ。

強化が最後まで終われば調整が利くようになるのですが、それには少しばかり時間が掛かったので悩ましかったですね。

 

二つ目はかごの容量。このゲームは釣り具のアップグレードを完遂できるまではかごが満杯になると釣りが止まるようになっていて、これが作業の片手間で触っている人にとっては少し曲者じゃないかなと感じました。

筆者は見たことが無い魚を見る度に作業そっちのけで釣れろ釣れろとつつき回していたのでそこまで気にはならなかったのですが、度々自分の都合ではないタイミングで手を止められてしまう(作業へ集中している意識を削がれる)のは快い体験ではないかもなあと。

ただ、これに関しては製作者さんも気にしていた点のようで既に緩和調整が入っているため、恐らく筆者が遊んでいた時よりもやり易い状態になっていると思われます。筆者は丁度かごの強化が終わってから緩和されたので、緩和によるプレイフィールの向上は特段なかったという。本当にタッチの差だった。

 

一言つぶやき

ある種の箱庭ゲーにも近いものがあるので、釣っている様を、あるいは水中に広がる世界を眺めるのが楽しい人にはお勧めできる。全てのアップグレードが終わったら猶更。

また、釣った魚たちが図鑑に載っていくという、ささやかながらもしっかりとした収集要素も内包しているので集めるのが好きな人も楽しめると思う。筆者は割と収集するのが好きな側で、物足りなさも特に出ないくらいの量で程よい。

 

そんな釣りゲー、ぜひ触ってみてはいかがでしょうか。筆者は随分楽しめました。