烏龍のゲーム記録

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【WoT】戦車日記 プロジェクト・バビロンを満喫する

World of Tanksの日記です。今回はイベント、プロジェクトバビロンの話です。

 

皆さま、こんにちはこんばんは。烏龍(茶)です。本日はイベント”プロジェクトバビロン”の話です。ここ数年戦車乗りをしている方なら、この季節に毎度やってくるイベントの予想がついていたかもしれませんね。

 

色々書いていたら過去最長レベルの分量になったので、気になる部分を選んで読んでいただけると助かります。

 

※24/10/26:小ネタの所を一部編集しました。

 

 

プロジェクトバビロンって何

ここ数年大体ハロウィンが来る辺りで開催される、ミールヌイ系?の今年のイベント。回数を重ねる度に初期のミールヌイで行われていた研究内容がどんどん巨悪にされていてちょっと面白い。

また、報酬がとても豪華。無料でTier8のクレジット優遇戦車が貰えるという太っ腹。

 

ゲームの進行

バビロンの超常空間(ノーマル、ハードと表記されている方)

ジャンルとしてはPvEのキャンペーンモードみたいなもので、普段のPvPとは違ってたまにある対botの戦闘がメインとなっています。イベント専用車両での参加なので多少のクレジットさえ準備できていれば十全に参加できます。

 

進行するにあたって行うことフェーズが4段階あって、1~3段階が広めのマップの中に存在する敵の出現ポイントで敵を撃破してミリウムを回収し、マグナスへと移動するフェーズ。難易度によって出現する敵、回収するミリウムの量が大きく異なります。

ミリウム回収が3回成功すると4段階目に移行し、狭いマップ内でボスと戦闘する、決戦フェーズに移ります。ボスが撃破できた時点でフェーズ4はクリア。

 

画像はミリウムが集まったのでマグナスに集結しているところ。

 

ラスト・スタンド

所持しているTier8戦車(自走砲は除外)で、5段階のウェーブを耐え抜くタワーディフェンスのようなモード。クリアタイムのランキングが公式サイトに存在している。上記モードとは異なり、Tier8車両に装備させている拡張パーツと乗員パークは適用されるが、通常の消耗品は使えず、代わりに特殊アビリティを使用できる。

ノーマルクリアでこのモードが解放されるはずなので、まずはノーマルをクリアするところから。

 

特殊アイテム

ノーマル~ナイトメアでは、フェーズをクリアする度にミリウムの補給、HPの回復に加えて特殊なアイテムを得られる。全部で9個あり、車両によっては殆どでないアイテムがあったりする。

戦闘開始時に1つ配布される分を含め、合計4個手に入る。

 

アイテムの種類

  1. 耐久性強化材:車両HP+20%
  2. 高純度ガソリン:エンジン出力、砲塔旋回速度+15%
  3. 霊感:乗員の能力を+15%
  4. セラミック弾:ダメージ+20%
  5. 強化火薬:弾薬の火災発生率+20%
  6. 吸血弾:弾薬がHPを吸収する確率+20%
  7. 照準調整機構:移動、旋回に伴う散布界拡大-15%
  8. 装填加速グリス:装填速度+15%
  9. 自動回復装置:一定時間ごとにHPを10回復。ダメージを受けると一定時間停止する。

 

 

 

特殊アビリティ

2つのモードでは特殊なアビリティを使用できる。アビリティは消耗式で補充にはクレジットが要求される。クレジット稼ぎ目的でアビリティなしで参戦するのは、ハード以上ではあまりお勧めできない。

アビリティは合計で8種類あり、ダメージを与えるものやHPの回復、バリアを張る等多岐にわたる。

 

アビリティの発動にはミリウムが必要で、25消費のものと50消費するものがあります。また、一度発動させると3秒ほどのクールタイムが発生するため連続で発動させることはできません。

ミリウムの獲得先は二つで、一つは敵の撃破。撃破ごとのポイントは難易度と倒した敵の種類によって異なり、その上でHPを削った量に応じて変動します。

もう一つの獲得方法はフェーズクリア時で、難易度ごとに一定量得られます。ただ、ミリウムを得られるのは該当の量を下回っている場合のみで、現在所持している量に加算するのではなく、規定値まで補充される形。

 

例えばフェーズごとに60ポイント得られる場合、61以上所持している場合はミリウムは補充されず、59以下の状態なら60ポイントになるように補充されるという事。

また、ミリウムの所持量はラスト・スタンドが150、それ以外は120ポイントと上限が決まっていて、それ以上はいくら倒しても回収できないのでアビリティを活用したい。

 

スキルの種類

注意点として、○○ショットと名前のついているアビリティは射撃扱いなので砲身をしっかり撃ちたい対象に向けて使わないと予定外の方向へすっ飛んでいく。

 

スタンショット

対象とその周囲の車両にスタンを付与するもの。消費は25。対象を中心に半径35mが効果範囲なので割と広範囲の敵をスタンできる。効果時間は7秒ほど。

敵車両をスタンすると、砲塔旋回などの機動力が著しく落ちるので動きながらの戦闘なら被弾率が大きく下がるものの、砲身がこちらを向いていると普通に撃ってくるので有用とはやや言い辛い。

 

最初にも書いたが、射撃扱いであることに加えて弾速が遅いため、遠距離で撃つとミリウムの無駄遣いになる事態が発生する。

 

エナジーブラスト

対象とその周囲の車両にダメージを与えるもの。消費は50。こちらも35m以内が範囲。

ダメージ量は一律で300固定。4体以上巻き込めるならば悪くないが、300ダメージを数体に与えても撃破できなければボコボコに撃たれるので優先度は低め。

後述のヴァンプショットが近しいアビリティでありながら、こちらより使いやすい性能なので日の目を浴びづらいのが悲しいところ。

 

スタン同様弾速が遅いため、遠距離で撃つとミリウムの無駄遣いになる事態がよく発生する。

 

ファストリロード

単発車両であれば一定時間装填速度が大幅に短くなり、オートローダーかオートリローダーの場合は弾倉を即時装填できる。消費は50。

単発車両で使用した際の効果時間は5秒ほど。装填速度が80%ほど短くなり、ラッシュが行える点が非常に強力。ローダー車両での強さは語るまでもなく、撃ち切って即時使用すれば実質2倍の火力を出せる。

 

元の装填速度が短い車両、もしくはローダー車両なら採用したいが、生存性には直接寄与しないので択ではある。

 

ヴァンプショット

対象とその周囲の車両にダメージを与え、その合計値分のHPを回復する。スタンショット等と同じく半径35mが範囲。

与ダメージは最大150で、ダメージ*対象数分のHPを回復できる。巻き込める数が多いほど化ける。4体を超えると、他の回復アビリティの回復量を上回る。

欠点としては、回復するために敵車両が必要なことで、回復したいタイミングによっては大きなリスクを抱えてしまう点には注意。

 

また、HPを回復するだけではなくモジュール修理及び火災消火、スタン解消も行えるため、瀕死の敵の撃破とモジュール修理を同時に行うことも可能。

 

これもスタン、エナジーらと弾速が同じなので遠距離での使用はお勧めしない。

 

ゾーンリペア

効果範囲内の全車両のHP、モジュール修理、火災、スタンといったあらゆる状態を解消する。消費は50で、範囲は恐らく50m程。

 

HPの回復量は500で、使用すると即時回復する。味方の回復を行うのであればしっかり範囲に入っているか要確認。コスト的に自分の回復として使用するにはやや使い勝手はよくないが、即時500回復は強力であり、味方の回復が行えるので使用頻度はかなり高い。

アビリティの値段が8つのスキル中、唯一の3000クレジットであるためとりあえず入れておいて間違いはない。というか味方の生存がナイトメアやラスト・スタンドでは重要になってくるので絶対入れておきたい。

 

アージェントリペア

自車両のHPの回復、モジュールの修理、火災消火、スタンを解消する。消費は25で、HP回復については即時回復する量と使用後5秒で持続回復する分がある。

ゾーンリペアと比較すると即時回復の量、消費ミリウムが半減している。しかし、使用後5秒で100HP追加で回復できるので自分のみの回復量なら(持続回復がフルで機能すれば)同量のミリウム消費でゾーンリペアより200HP多く回復できる。

 

欠点を強いて挙げると、持続回復がダメージを受けると終了してしまうことで、戦闘中に使う場合はゾーンリペアとの差はない。

とはいえ、敵の強いナイトメアで軽いコストでの回復は貴重なので生存重視なら採用したい。

 

エナジーシールド

使用後10秒間、衝突ダメージを除く全てのダメージを無効化する。消費は50。

衝突ダメージ以外の無効なのでhedgehogに突っ込まれた場合、車両に衝突する前に爆散すればダメージを受けないが、生きている状態で体当たりされると衝突ダメージを受ける点に注意。

 

敵の弾は問題なく無効化できるので、10秒は盾になることも可能。hedgehogを受けるために採用するのもありだが、コスト的に考えると難しいところ。

 

インビジブル

読んで字の如く、自車両を10秒間透明化する。消費は25。

透明になって敵の視認判定から逃れる。だが、当たり判定はあるのでこちらが何かしらのダメージを与えるか、敵の射撃や爆破ダメージ、衝突ダメージを受けてしまうと透明化が解ける。

ボスの視認さえ外せるので弱くはないが、他にもっと有用なアビリティがある。

そして、被弾で解けるのが非常に惜しい。

 

スーパーチャージャー

イベント専用車両全てに搭載されているアビリティ。走行速度、ラムアタックのダメージが大幅向上する。ミリウムは消費しないが、クールタイムが30秒あるので割と雑に使える。

使用時のラムアタックはナイトメアの敵(Alpha除く)を一撃で粉砕できる程のダメージを出すことも可能なので実質武器の一つと言ってもいい。その分ダメージも負うので注意が必要ではあるが。

 

強敵

Alpha車両

ハードだとそこまで強さを感じないですが、ナイトメアではAlpha E50、Alpha FV4005のHPが高い+Alphaのダメージが平均500程と大きいことが合わさり難敵に化けます。FV4005はHEで楽に倒せるものの、E50は装甲が厚いのが厄介。どちらもファストリロードを使ったり複数で畳みかけることをお勧めする。

 

Alpha hedgehog

巨大なhedgehog。爆発時のダメージは通常ものと同じですが、撃破されるとhedgehog数体が出現するため、500ダメージ連打を受けないためにも接近させないこと。

 

Trapper

ハード、ナイトメアで時々出現する。生存中は高頻度で赤い線のサークルがカウント付きで出現し、カウントが0になったタイミングでサークル内のプレイヤーに600ダメージを与えてくる。サークルが重複している場合、ダメージも重複するのでHonetだと即死することも。

Trapperを名乗る車両はLynx 6x6でHPも920と少ないので速攻撃破すること。GrenadierがいたらHEで粉砕してもらうのも手。

 

Corrupted車両

プレイヤーの操作車両、Honet、Cerberus、Malachite、Legio Ferrataの敵版。ダメージ等も同じで痛いのですが、それよりも厄介なのがアビリティを使ってくること。

Honetは超高確率での火災発生、Cerberusはファストリロードによる連射、Malachiteはエナジーストライクによる300の固定ダメージ、Legio Ferrataはヴァンプショットによるダメージ+回復。Honet以外はアビリティの性能もこちらと同じようなので普通に強いです。しかもクールタイムが終わるたびに使ってくるので手早く倒さないと被害が増える。

囲まれると重戦車でも瞬殺されるので各個撃破を狙うこと。

 

Lost小隊

Grenadierの小隊のこと。ランダムで出現するんですが、ハードだと2~3両、ナイトメアだと3~4両の編隊が出てきます。Corruptedがそうだったように、砲性能はこちらのGrenadierと一緒で弾倉2のリローダー。なのでDoubleやL Ferrataの重戦車組でさえ背後を取られると900ダメージを受けて一瞬で危機に陥ります。

放置して背中を撃たれるよりは狩に行く方が被害が少なくなるので、状況次第ですが戦う事を推奨。

 

 

 

ちょっとした小技・仕様

覚えておくと意外に役立つ小ネタのコーナー。

 

スーパーチャージャー、エンジンも直せるスーパー仕様

使用時にエンジンが損傷していると、即時修理して走り出すことが出来る。不慮の被弾でエンジンが損傷した時は、リペア系ではなくスーパーチャージャーを使うのも解決の手段になる。

 

ヴァンプショットも修理ができる

こちらは上記のヴァンプショットの紹介でも記述した話ですが、このアビリティでもモジュール修理や火災消火といったリペア系のアビリティと同様の挙動をしてくれます。ゾーンリペア+ヴァンプショット積みの方は、これをアージェントリペア代わりに使用することも可能という事を頭の片隅に置いておくとたまに役立つ。

 

ヴァンプショットは便利

hedgehog君を相手にする際、どんな対処を取るでしょうか。人によってはバリア張って体当たり戦法を取る人もいるかと思うんですが、上手く命中させられる技術がある方ならヴァンプショットがお勧め。

hedgehogはHPが200ではあるものの攻撃が命中するとダメージにかかわらず撃破となる仕様になっています。要はヴァンプショット(150ダメージ)でも複数のhedgehogを一網打尽にすることが可能という事。これで凌いでいる人を割と見かけます。

 

ミリウム25消費でhedgehogの数*17ポイントを回収できるしHPも回復できるとあって非常に優秀。HPが減っている時、hedgehogがいるのならリスクも相応ではありますが、大回復できるチャンスにもなり得るので自信がある方は試してみてもいいかもしれない。

 

難易度ナイトメア:ボスの話

出現するボスはどの難易度でもGrenadierのHEがほぼ貫通しないが、ナイトメアのボスの側面、背部のウィークポイントはなぜかボスの装甲の弱点に対して大体垂直に射撃できれば結構な確率で貫通する。当然HEダメージがそのまま入るので、ボス相手に900ダメージ与えることが可能。

ボスのHP的を踏まえると10~11発(セラミック弾を持っているなら平均1090程に伸びるので約9発)叩き込めば爆散する計算になるので、フェーズ1~3がどうにかできる上で狙える腕前があるのなら狙ってみるのもありかもしれない。

 

イベントステージ報酬

各難易度の1フェーズ目、もしくはラスト・スタンドモードの1ウェーブ目での失敗時を除いて、イベントモードで1マッチ終えるごとに”暗号キー”が獲得できる。暗号キーをイベントモードのガレージで使用するとステージが進められて、16(+エピローグ)のシナリオとステージ毎の報酬を獲得できます。

また、ステージ1、6、12達成でLegio Ferrata、Malachite、Grenadirの順で解放される。

特定のステージでは進めるにあたっての条件が設定されている。スキップする場合は通常より多くの暗号キーが要求されるが、所定の条件をクリアできなくても報酬を得ることは可能。

 

ステージ16の完了報酬として、Tier8重戦車”Nelgar”が獲得可能。

16ステージ全てを解放した場合の報酬を挙げると、クレジットが50万、ボンズが450、プレミアムアカウントを6日分獲得可能。これに加えてコンポーネント800やディレクティブ3種といくつかのリザーブも手に入るのでかなりおいしいイベントです。

 

 

諸々の感想

報酬コンプリートして、ラスト・スタンドもそこそこ回数重ねた感想は、botの射撃が正確すぎて強い。

モードとしては、ラスト・スタンドはウェーブ4以降の増援が中々厳つい。ナイトメアはボスステージの雑魚の編成がえぐい。イベントのステージを進める条件にナイトメアクリアやラスト・スタンドクリアがある上でこの難易度。小隊組んで連携取りつつ戦えば十二分に勝てるものの、ソロだとクリア率が渋め。一応スキップ可能だからなのかね。

 

敵車両でいうなら、Corrupted Honetがかなり嫌い。火災で足を止められるのが厄介すぎる。他のCorrupted車両も相手にしていると、プレイアブルの車両の強さを体感させられるんですが、こっちのアビリティと恐らく同性能の物を敵が使う事の脅威度たるや。

 

イベントモード自体の話ではないですが、報酬車両のNelgar君の形がかなりユニークで面白い。塗装できないのがちょっと残念ではある。

車体が長いわけではないけど、前進速度の遅さと車体後部と排気口の形状も相まってTOGの親戚かと少し思ったり。形状にばかり触れているのは、まだ乗っていないので性能はわからない故。正面装甲が230mmと結構高いけど、代わりにAP弾の貫通力が215と重戦車として考えると物足りない値なので金策として乗るには熟達が必要そう。

 

20年、21年のミールヌイを思い出して

最初のころのミールヌイイベントは、今よりもbotが強くなかったなという記憶。

ですが、撃破されるとせっかく運よく拾えた特殊アイテムをロストする仕様だったし、HP回復が凄く貴重だったことだけは覚えている。

 

当時の記事を見つつ記憶を掘り返していくと、アビリティの内容と使い勝手が今と段違い。ミリウムがある限りは回復・修理が利く今回よりもハード目だったかも。アビリティの再使用について記事には書いてないんだけど、フェーズ毎の使い切りだったのか……?

それと、20年のミールヌイは撃破されてしまうと一日ごとに自動で蘇生されるのを待つか、蘇生薬とかいう形でクレジットを消費させられてたようで。なんて恐ろしい仕様だったんだ。

 

色々と優しくなった部分と難易度が増した部分とがあって、何だかんだブラッシュアップされていることが目に見えて良いなとあの頃を振り返りつつ感じています。

 

思い出を振り返ったところで、今回の記事は〆たく思います。

機会がありましたら、他の記事でお会いしましょう。