Steamゲーのプレイ録、その9です。
皆さま、こんにちはこんばんは。烏龍(茶)です。今回はほりほりドリルの話です。
どういった感じ?
ドットで構成された正解で、四角いブロックの地面をひたすら地下の最奥を目指して掘り進むだけ。
やることはただこれだけなんですが、一定深度ごとに関門として特殊なブロックが敷かれていたりして一筋縄ではいかないので、これを踏破できるような強いドリルを作成するほか、そのブロックを弱化させる等して地下深くへとどんどん潜っていくゲームです。
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ちょっとした特異性
ジャンル的にはローグライクに分類されるゲームだと思いますが、その実独特な要素があり、個人的には下の点が新鮮に感じました。
- 敵が存在しない:このゲームにおいて最も好みの分かれる点であり、同時に大きな魅力ともいうべきもので、ゲーム内において一切敵はおらず戦闘要素もないです。ただひたすらにドリルで土を、鉱石を砕いていくのみ。
- ゲームオーバーの要素がほぼない:戦闘がないことに紐づいているものですが、余程の基礎値不足や無駄遣い・売却等を除いて詰みの要素はほぼありません。満足、あるいは納得がいくまでドリルを作成・強化して最奥を目指せる。
- 戦闘のない強化サイクル:鞄の要素があり、採掘した物で鞄が満杯になった時が地上へ帰る目安になるのですが、この際に拾った鉱石やドリルの設計図を使って強いドリルを作成できたり、拾ったお金で鞄の容量等の強化を行うことで更に深く、長く潜れるようにサイクルを回していくんですが、シンプルながらもこれが意外と作業的にならない。
- 装備を得る工程(パズル要素):設計図に沿って、色々な形状・効果を持つ鉱石を図面に当てはめることでドリルを作成できるのですが、これが地味に奥深い。設計図の図面はランダム性が高く、後ほど触れる部分でもありますが厳選要素と直結しています。
3.に関してですが、このゲームにおける採掘を戦闘に、掘って得た鉱石やお金といった物をドロップ報酬に、そして地上に戻ってからのドリルの作成等をレベルアップや特殊な戦利品の選択へとそれぞれ置き換えると、このゲームも確かにローグライクであると筆者は感じました。
また、4.の要素も良い設計図が引けるかどうか自体がハック要素だとも思います。
醍醐味
やっていていいなと思ったことはいくつかありますが、まずは凡そ好き放題に掘れること。鞄の容量を超過すると採掘速度が著しく落ちるのでこれが実質限界のような物ではありますが、それを除けば敵も居ないし時間の制限も一切なく自由に掘れるのでやりたい放題してるような感覚をあじわえました。
次いで、ドリル等の厳選要素。ローグライクの主軸の一つと言っても差し支えない要素である強い装備や付与効果等の厳選がこのゲームにも勿論あり、自分の求めた性能のアイテムが手に入った時の喜びと、採掘に投入した時に性能の向上を実感する瞬間が非常に良かった。ちなみにメインの装備であるドリルの付与効果は、効果の系統を自分である程度決められるので、ごった煮のガチャではない所も個人的にはいいポイント。
三つ目、ただただ集め続けるのが好きなコレクター気質のある人に刺さる。筆者がそうですが、リソースを稼ぐことだとか、性能や強さを伸ばしたりコンボを組むことが好きでローグライクを遊んでいる節がある方なら、そこに特化しているこのゲームは楽しく感じられるんじゃないかなと。
とはいえ、延々と掘ることがゲームプレイの大半でもあるので、採掘のやや単調にも映ってしまう部分が苦ではないなら……という注釈は入りますが。
あとがき
何はともあれ、総合するとアイテムをひたすらに集めるのが好きだったり、楽しいなら触ってみるといいかな!という感想に尽きます。筆者は買って一週間足らずで約34時間も遊んでしまったので、刺さる人には超刺さるゲームです。しかも値段が470円とお手頃でかなり買いやすいのもセールスポイントですね。
また体験版も用意されていて、そちらでも最初のフィールドの3割ほどまで遊べるので、いきなり製品版は……、という方も無料でどんなゲームなのか体感できる。体験版のデータは製品版に引き継いでのプレイも出来るので、まずは体験版から。
ちなみに、筆者も体験版で始めたのですが、気づけば製品版をプレイしていました。そのくらい、刺さる人には刺さるエンドレス採掘ゲーをぜひ触ってみてほしい。